購入したLattePandaにUbuntuをインストールします。
Intel CPUのシングルボードコンピューター「LattePanda」を購入レビュー
LattePanda 2G/32G – Win10開発板(デジタル ライセンス含まない)
※UbuntuをインストールするとインストールされているWindows 10が消えてしまうので、事前にWindows 10でUSBドライブに回復ドライブを作成しておくことをお勧めします。
とはいえ、LattePandaのサイトからUbuntu 16.04 LTS (For S70CR200 2G/32G version)のインストールイメージがダウンロードできますので、今回はそれを利用します。(いくつかLattePanda用に修正が入っていいるようです。)
2G/32Gと記載されていますが、型番がS70CR200の4G/64Gモデルでも大丈夫です。
それなりに熱くなるので気になる方は、放熱ファンを取り付けると良いかもです。
詳しいインストール手順については、以下のサイトに詳しく載っていますので特に手順に困ることはないと思います。
http://docs.lattepanda.com/content/OS/Win10HomeAndLTSB/#ubuntu-1604-lts-for-s70cr200-2g32g-version
上記の手順にも記載してありますが、BIOSをUbuntu用のものに書き換える必要があります。
上記サイトからBIOSをダウンロードし、FAT32でフォーマットしたUSBメモリのルートに解凍したファイルをコピーします。
LattePanda側のBIOSメニューを表示して、
- Boot->Machine Status AC/Battery In
- Change it to Power On
と設定を変更します。(電源用のUSBを接続したら同時にPowerをONにする設定)
設定が完了したら、BIOSをコピーしたUSBメモリを接続して電源用のUSBを接続します。
あとは、メニューに従って上記の画面になれば、完了です。
USBメモリを取り外して、キーボードから“Ctrl+Alt+Del”を押して再起動します。
次は、以下のサイトからUbuntu 16.04 LTS (For S70CR200 2G/32G version)のイメージファイル(ISO)をダウンロードしてUSBメモリにブート用として書き込みます。
https://drive.google.com/file/d/1qMXmbiM4Um8ioSH2egkYZJTDkB1_gJTn/view
あとは、サイトの手順に従ってインストールすればOKです。
ISOをUSBへ起動メディアとして書き込むのは、いろいろなツールがあると思いますが、自分は「ISO to USB」を使っています。(たまたま検索して見つけただけです。)
https://iso-to-usb.softonic.jp/
手順としては、
1.上記のUSBメディアをLatePandaのUSBに接続して電源をONにする。
2.最初にClonezillaの、メニュー画面が表示されるので、メニュー1~3の適当なモニタ改造を選んで次に進む
3.使用言語を選択
4.必要であればキーボーボードレイアウトを変更
5.“Start_Clonezilla“を選択(2.で日本語にしていたら日本語で表示されます。)
6.“Beginner mode”を選択(2.で日本語にしていたら日本語で表示されます。)
7.“restoredisk“を選択(2.で日本語にしていたら日本語で表示されます。)
8.インストール先の選択(内臓のeMMCディスクが表示されるのでそれを選択)
9.インストール後の動作で”-p reboot”を選択
10.あとは、インストールが完了すればUbuntuが起動します。
デフォルトのユーザーIDとパスワードは、admin/adminになっています。
インストール後に気を付ける点ですが、HDMIにモニタを接続しているとLattePanda本体のモニタ端子とHDMIモニタの2つにディスプレイが接続されていると認識されているため(2画面出力になっている)、ウィンドウを開いてもモニタ端子の方に表示されていてHDMI接続のモニタ表示されない場合があります。
設定画面から切り替えれば問題ありません。