自分のような古い世代の人間も外出する際はスマホを持ち歩いていろいろ情報を操作することが多いですが、自宅ではやっぱりPCを使ってしまうのですよね。
とするとPCとスマホでシームレスに使える環境が欲しいと思ってしまうのですが、そういったサービスってあまりないんですよね・・・。
Google Keepを使う
メインで利用しているスマホのOSがAndroidなのでまずこちらを試しました。
スマホのほうはGoogleKeepアプリで、PC(Windows)のほうはブラウザでGoogleアカウントにログインした状態で【Google Keep】にアクセスすればメモを共有できます。
ファイルは画像ファイルしか添付できないので、PDFなどをメモに付随する形で共有することはできませんでした。
タスクリストのようなメモも作れるしアプリとPCとで同じUIだしシームレスという意味だと良さそうな感じもするのですが、PCの使い勝手があまりしっくりこずなんかほかにいいものないかなぁ・・・という感じです。
OneDriveでファイルを共有する
PCがWindowsなのでファイル管理にOneDriveをよく使うのですが、OneDriveはスマホとファイル共有がしやすいのでスマホでもよく利用します。
Windowsサービスのメモ帳アプリと言えばOneNoteが代表的なものになるのでそちらをPCとスマホで利用しようかと思い使ってみました。
が・・・。スマホ世代ではない自分がスマホ版OneNoteを使うと・・・誤操作により誤って意図しない箇所の更新を行ってしまうことに気づきました。OneNoteは自動更新なのでどこが更新されたのか分からず数日後に誤操作していることに気づくような有様でした。
自分はOneDriveのファイルを他NASに保存しているのでバックアップから元に戻しましたが、今後大事なファイルにこんなことがあると危ないなぁと思いOneNoteを利用するのは断念いたしました。
Evernoteを使う
ノートアプリと言えばEvernoteですよね。ただなぜかよくわからないのですがevernoteは使いたくない気がする・・・。ということで選択肢に入りませんでした(笑)
ということでいろいろ考えてみたのですが、自宅に導入しているNAS(Synology)にノートのサービスがあることが分かったのでそれを使ってみました。
Note Stationについて
Synologyのページでは以下のような説明がありました。
重要でありながらどこにでもあり、1 ヶ所にありながらどこからでも。Note Station はご自分の貴重なアイデアが最大限のプライバシーとセキュリティでデバイスすべてと同期できるようにします。何か考えや感じをお持ちですか?まずパッケージを開けてから、作成し編集して楽しんでください。
Note Station | Synology Inc.
うんうん。良さそうじゃないか。ということで実際に試してみましょう。
Synologyサーバ側の設定
まずコンソールにアクセスし、「パッケージセンター」を選択します
テキストボックスに「note」と入力して検索すると【Note Statioin】が表示されるので「インストール」を選択してインストールを行います。
※余談ですが、初めてNote Stationを起動すると「Synology Web Clipperをインストールすると、ウェブコンテンツに手軽にアクセスできるように、これをSynology NASに保存することができます」を表示されるので、もしかしたら「Clip to OneNote」のようなことができるのかもしれません。
次にSynologyを利用しているユーザーにNote Stationの利用権限を付与します。コントロールパネルを開いて「ユーザー」を選択します。
ユーザーのリストのうち、権限を付与したいユーザーをダブルクリックし、「アプリケーション」タブを開き、「Note Statioin」の「許可する」にチェックを入れます。
これでサーバ側の設定が終わった・・・と思われるので、今度はクライアント側の設定をします。
PC(Windows)の設定
PCのソフトウェアは以下からダウンロードできるようです。
OSはWindows,Mac,Ubuntuに対応しているようです。
セットアップファイルを起動すると言語選択ダイアログが表示されるので、素直に「日本語」を選択します
ようこそ画面が表示されるので「次へ」を選択
ライセンスを最後まで読み、同意できる場合は「同意する」を選択して先に進みます。
ここはそのままにして「インストール」を押すと・・・
インストールが開始されます。(3分くらい・・・かかります)
完了後このような画面になります。2個目のチェックボックスの内容が謎なため、チェックを入れる場合は自己責任でお願いいたします。
これでインストール完了です。WindowsのメニューにNote Stationが追加されます。
そちらを起動すると、以下のような画面となるため、必要な情報を入力しサインインします。
サインインすると、以下のような画面になります。サーバ側とほぼ同じようなUIですね。試しに左上の「作成」をタップしてみますと、メモやスマートノートブックなどの作成ができるようです。今はよくわからないためいったんメモを作成します。
ふむふむ。結構いろいろできそうですね。文字の装飾やリンクの貼り付け、画像や画像ファイル(png)の添付などもできます。
ではこれをスマホから確認できるかどうか・・・やってみましょう。
Androidスマホの設定
GooglePlayストアからスマホ用のアプリ【DS note】をインストールします
ログインすると、アプリのほうは以下のUIになっておりました。
さっそく先ほどPCで作成したファイルを参照してみると・・・
おー。見れました!!
編集もできるかな・・・。まず右上のペンマークのアイコンをタップすると編集モードになります。これ、いいですね。OneNoteのように誤って更新することもありません。
一応編集画面の右上に戻る/進むボタンがあるのですが、このページから抜けると必ず更新が行われます。こわい。ただ編集する意思を見せないと編集画面に移動できないというのが評価できると思います。
PCのほうから見てみると・・・。ちゃんと更新できております!!
画面内のメニューを見てみると他ユーザーとの共有もできるみたいなので、いろいろ使いこなせば思った通りの使い方ができる・・ような気がしますが、アプリを起動するところが若干面倒な気もします。しばらく使い続けてみようと思うので、またその時にレビューできればと思います。