みかんパートナーズ

Thunderbolt4で接続したeGPUボックス搭載グラフィックカードのパフォーマンスチェック

家で利用しているメインのパソコンをデスクトップからノートパソコンに変更しました。
(デスクトップPCは、この記事の後に売却されていきました。。。ドナドナ)

ノートパソコンに変更するにあたって、一番の課題はパフォーマンスですが、最近のノートPCのスペックであれば、自分の用途では十分ですので、問題はなさそうでした。

ただ、たまーにプレイするPCゲームでは、さすがにノートPCのオンボードグラフィックだと流石に厳しいため、eGPUボックスを購入することにしました。

購入したのは、Razer X Core Chromaと言うやつです。(たまたまフリマサイトで安く出ていたので)

ほかのeGPUボックスと異なるのは、グラフィックカードを搭載できるだけではなく、USBポートやLANポートも拡張できるドック機能も付いている点です。

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Thunderbolt対応のドックだと、安くても1万円以上するので、おすすめです。

ドック機能なしであれば、いろいろと種類があります。Razer Core Xもその一つです。

eGPU Boxも自作したいのであれば、Aliexpressで安いものがありました。

自作のeGPUボックスの記事も掲載しています。

egpu thunderbolt 3 to pcie Graphics card external bracket stand by 6900XT/rtx3090 ATX power supply can be installed

以前の記事でThunderbolt4ポートにThunderbolt3対応のeGPUボックスを接続してのベンチマークテストの記事を書いたのですが、しばらく後に設置場所の面などで使用していた外付けのeGPUボックス「Razer Core X Chroma」とグラフィックカードを手放してしまいました。https://www.mikan-partners.com/archives/3897しばらくはノートPC内臓のGPUでも事足り生活だったのですが、夏も終わりに近づき涼しくなってくるとPCゲームをやりたくなってくるのと、最近では、画像生成AIがオープンソースで公開されたりと、強力なグラフィック性能が欲...
小型でコンパクトなThunderbolt接続のeGPUボックスを自作してみる。 - みかんパートナーズ

最近だと、Thunderbolt 4に対応したEGPU も発売されています。

Thunderbolt 4 Graphics Dock EGPU Notebook External External Expansion Supports 3090 and 6900XT High-power Graphics Cards

ヘビみたいなマークです。
後ろ側
内部

思っていた以上にデカくて邪魔ですが、Razer X Core Chroma自体は、Thunderbolt3までの対応になります。

Thunderbolt3接続のeGPUのグラフィックカードだと、本来のパフォーマンスの70%程度しか出ないらしいのですが、Thunderbolt4接続だとそれ以上にパフォーマンスが出るらしいので、確認をしてみました。

利用するグラフィックカードは、玄人志向の NVIDIA GTX 1060 3GBになります。

今回利用する比較用のPCは、以下になります。
デスクトップPC:Core i5 8400 DDR4 16GB NVMe SSD 256GB
ノートPC:Core i7 1165G7 DDR4 16GB NVMe SSD 512GB

CPUのパフォーマンスをPassmarkで比較すると大体同じくらいみたいです。

利用するソフトは、3DMARKの無料版になります。

まずは、デスクトップPCに接続してのベンチマークになります。

次に第11世代で大幅にパフォーマンスがアップしたと言われているノートPCの内臓GPU Intel Iris Xeのベンチマークです。

最後にノートPCのThunderbolt4にRaxer X Core ChromaでeGPU接続してのベンチマークです。

ちなみに、映像出力は外部ディスプレイのみになります。(この接続が一番パフォーマンスが出るらしいので。)

第11世代のモバイル用Core i7が3世代前のミドルレンジデスクトップCPUに負けてるのが気になりますが、グラフィックスコアだけを見ると

デスクトップPC3665
ノートPC(eGPU接続)3462
グラフィックスコア

デスクトップ接続に比べて約94%程度のパフォーマンスが得られました。

実際にThunderbolt3での接続を試していませんが、パフォーマンスの低下は、ほぼ防げている印象です。

内臓GPUから、外付けGTX 1060にしたことによって、グラフィックパフォーマンスが2.6倍になりましたので、外付けGPUの性能の範囲で3Dゲームが楽しめるようになりました。

次に長いケーブルでのテストも行ってみました。

Thunderboltケーブルは、ケーブルの最大長も規格によって決まっているので、長いケーブルでどれだけのパフォーマンスが出るかもチェックしてみました。(eGPUボックスに標準で付属するのは、Thunderbolt 3の0.8mケーブル)

利用したケーブルは、2mのThunderbolt 4 ケーブル USB 4.0 Cable 2m 8K 40Gbpsケーブルになります。

Amazonで5000円ほどで販売されているThunderbolt 4対応のケーブルになりますが、それにしてもThunderboltのケーブルは高いですね。。

早速、同じ条件で2mのケーブルに変えてベンチマークを行ってみました。

ノートPC(eGPU接続 0.8mケーブル)3462
ノートPC(eGPU接続 2mケーブル)3416
グラフィックスコア

結論、「3416」で短いケーブルの時と同等のパフォーマンスが出ているので、ケーブルを長くしても問題なさそうです。

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