前回の記事でOriginal Prusa i3 MK3S+のノズル詰まりの解消方法をご紹介しましたが、根本的な解決になっていないので、今回は、「ノズル詰まり原因?のホットエンドファン」についてレビューをしていきたいと思います。
MK3Sを購入して早3年近くがたち、最近では、MK3S+にアップグレードも行いましたが、MK3Sのノズルが詰まることがあります。特にPLAフィラメントを利用しているときが発生しやすい傾向です。原因として考えられるのが、1.MK3Sに付属しているホットエンドファン(四角いやつ)が、静穏モデルで冷却能力が足りない?らしいです。2.Amazonで安いフィラメント適当に購入して、デフォルトの設定でいつも印刷をしている。2に関しては、もしかしたらフィラメントごとに最適な温度設定があるのかもしれませんが、いちいちフィラメントごとに... Original Prusa i3 MK3S+のノズル詰まりの対応と対策 - みかんパートナーズ |
まず、Original Prusa i3 MK3S+に搭載されているホットエンドファン(四角いやつ)が、静穏モデルで冷却能力が足りない?と言うことと。
所有しているクローンPrusa i3 MK3Sでは、Original Prusaに比べてノズル詰まりの回数が圧倒的に低いので、はやりホットエンドファンが影響していると思われます。
で、早速、Original Prusa i3 MK3S+に搭載さているホットエンドファンとクローンPrusa i3 MK3Sに搭載さているホットエンドファンの比較検証をしていこうと思います。
ちなみにPrusa i3に使用さているファンは、5V 3ピンの4010(40mm x 40mm x 10mm)ファンになります。
左がOriginal Prusaに搭載されている静穏モデルのNOCTUAファンで右がクローン Prusaに搭載されているファンになります。(クローンは購入した場所やタイミングによって違うファンかもしれません。)
Aliexpressで「MK3S fan」で調べるとたくさん出てきます。
で、レビューする前からすでに結果が分かってきてしまったのですが、細かく見ていこうと思います。
今回は、安定化電源で5Vを供給して、その時の風速(平均)と騒音を比較してゆきます。
※専門的なことはわからないですが、風速が早ければ冷却能力も上だと思っています。
ちなみに、この為だけに下記の安い風速計をAliexpressで購入しました。(言い訳(汗)
さてさて、
まずは、Original Prusaのホットエンドファンの性能を見ていきます。
風速は、平均で4.8m/sで騒音は35.6デシベル前後になりました。
消費電力もファンのラベルの記載通り、0.05A程度になっています。
次にクローン Prusaのホットエンドファンの性能になります。
風速は、平均で9.0m/sで騒音は46.0デシベル前後になりました。
こちらも消費電力がファンのラベルの記載通り、0.2A程度になっています。
で、あっと言う間に結論が出ましたが、Original Prusaのホットエンドファンはクローンに比べ、風速が低く低騒音だということがわかりました。
はやり、冷却能力がクローンに比べて低いと思われます。その代わり静か。
この計測をする前にすでにそれぞれのファンの消費電力で結果が見えていましたが、具体的な数値がわかって満足です。(汗
あとは、冷却能力を取るか、静穏性を取るかはそれぞれの判断になるかと思いますが、ノズル詰まりは、本当にメンドクサイだけなので、ホットエンドファンを交換しようと考えています。
ファンを変えて引き続きノズル詰まりの頻度などを引き続き見ていければと思っております。
余談で、Aliexpressで探したら、消費電力が0.1Aと、今回比較したファンの真ん中のものもありました。