夏真っ盛りで、毎日暑いですね。
そんな暑い日々が続く中、エアコンが手放せないと思いますが、新規にエアコンを設置しようとしても、場合によっては工事が埋まっていたり、いろいろな事情でエアコンが設置できないなどのお悩みもあると思います。
で、一般的な壁掛けエアコンが設置できない場所で、エアコン用のように部屋を冷やす方法の手段として扇風機や冷風扇がありますが、仕組み上、どちらも部屋の温度を下げることはできません。
ってことで、壁掛けエアコンと同じ仕組みのコンプレッサー方式のスポットエアコンを候補に挙げることになるのではないでしょうか。
そんなマイナーなスポットエアコンの比較について記事にしようと思います。
ただ、スポットエアコンのデメリットは、レビューなどにも書かれている通り、「スポット」エアコンとある通り、本体目の前などの限られた場所では、確かに温室より低い温度の冷風を発生さることができますが、同時に本体後方などから熱い熱風が発生します。
理由は、壁掛けエアコンのように室内機と室外機が分離されておらず、1つの本体に室内機と室外機の機能が入っているためです。
この室外機部分の機能が冷風を発生する代わりに熱い熱風を発生させます。
なので、そのまま使用した場合は、一部の場所は涼しいですが、部屋全体の温度は下がりません。(場合によっては、部屋の温度も上がってしまいます。)
つまり、一部だけ涼しくなれば良いのであれば、特に気にしなくていいのですが、壁掛けエアコンと同じように部屋全体を冷やしたい場合は、この熱風をきちんと処理することが必須になってきます。
そのため、スポットエアコンには、標準又は、オプションで排熱ダクトと窓パネルが用意されています。
この排熱について別記事で紹介していますので、この記事の最後にリンクをご参照ください。
で、実際にスポットエアコンの商品比較になります。
個人的に多少の違いはあるかと思いますが、消費電量が大きければ、それだけ良く冷やすことが可能です。=(イコール)冷やした分だけ熱い熱風が発生します。
ってことで、有名なメーカーなどのスポットエアコンをいくつかピックアップして比較してみました。
※コロナのどこでもクーラーCDM-1421とそれ以外のスポットエアコンは、ちょっと違いそうです。
メーカー | コロナ | カナトミ | ユアサ プライムス |
ハイセンス | アイリス オーヤマ |
型番 | CDM-1421 | MAC-20 | YMC-15C | HPAC-22D | IPP-2221G |
冷風能力 50/60Hz |
温度差-11度 | 2.0/2.3kW | 1.8/2.0kW | 2.0/2.2kW | 2.0/2.2kW |
消費電力 50/60Hz |
300/350W | 750/770W | 620/710W | 620/720W | 470/600w |
騒音値最大 | 49dB(乾燥時) | 57dB | 60dB | 51dB | - |
除湿機能 50/60Hz |
12/14L/日 | 23/26L/日 | 17/20L/日 | 2.1L/時 | 16.8/19.2L/日 |
本体サイズ (HxWxD) |
600x250x386 | 705x370x345 | 710x320x320 | 670x300x330 | 770x315x395 |
重量 | 13.5kg | 22kg | 22kg | 21.5kg | 24kg |
最安値 7/25時点 |
31,980円 | 33,780円 | 29,480円 | 34,100円 | 37,600円 |
コロナのどこでもクーラーCDM-1421 の消費電力と冷風能力を見ると、ほかのスポットエアコンに比べて見劣りします。
他と比べてやや値段が高いですが、冷却能力当たりの消費電力が低いのは、アイリスオーヤマのIPP-2221Gになります。
単純な冷却能力の高さで言えば、60Hz地域に限られますが、ナカトミのMAC-20になります。
ここで紹介したスポットエアコン以外にもいろいろありますが、アイリスオーヤマのラインナップにより強力な冷風能力(2.5/2.8kW)の「IPA-2821GH」などもあります。
消費電力が異なる2つのスポットエアコン(コロナのいつでもクーラーとユアサプライムのYMC-15C)を使って実際に部屋が冷えるか試しましたので、ご興味があれば別記事をご覧ください。