中年になって気力・体力・髪の毛が少なくなってくるのは辛いですね。
ってことで、使えもしないCNCルーターを購入したのですが、1番の目的であるプリント基板の自作への挑戦を記事にしていこうと思います。
記事自体は少しずつ追記していく予定です。
といっても、電子工作については、電子工作界隈の「Hello world」ことLチカ(LEDをチカチカさせるだけ)に毛が生えたくらいしか電子回路を作ることのできない知識しかありません。。。
ただチョットした回路を作るときにイチイチ配線をするのがとてもメンドクサイので、プリント基板を自作できれば楽ってのが理由になります。
ってことで、そもそも何から始めればいいのかをネットで探すと、手順として専用CADソフトで電気回路を設計して、設計した電気回路をガーバーデータと呼ばれるデータに出力し、このガーバーデータからCNCルーターで実行するG-Codeを生成する必要があるみたいです。
しかもそれぞれが1つのソフトで完結せずに複数のソフトで変換をする必要があるみたいです。。。
あぁぁ。すでに諦めそうですが、まずはあと先のことを考えずに最初の電気回路の設計から始めてみようと思います。先は長い。。
1.電気回路の設計
そもそも作る回路を設計しなければいけないのは、至極当然のことですが、回路を設計するにあたり専用のソフトで行う必要がありそうです。
ってことで、無料で使えてガーバーデータの出力ができて知識が無くて(チュートリアルが充実している)も始められそうなソフトを探すと、いくつか見つかりました。
その中で「KiCAD」と呼ばれるオープンソースのCADソフトとRSコンポーネンツ社が提供している「DesignSpark PCB」と「fritzing」の3つを候補にしました。
・KiCAD
オープンソースで開発されているらしく、高機能らしいです。こちらを使っておけば間違いなさそうな感じです。
・DesignSpark PCB
ユーザー登録が必要ですが、RSコンポーネンツ社が提供している無料のソフトです。
以下のページにあるチュートリアルを一通りやった結果、初歩の初歩は、なんとなーくは理解ができました。
一応、入門書が購入できます。
・fritzing
上記の2つよりもカジュアルな回路設計ソフトで、CADというよりパワーポイントみたいな感じで、グラフィカルな部品をドラッグアンドドロップで配置していく感じです。
上記サイトでは、有料版(といっても1000円ほどです。)になりますが、オープンソース版は、Githubからダウンロード可能です。
記号で配置するCADに比べて実際の部品の絵で配置できるので解りやすいです。
このソフトもガーバーデータの出力できるみたいです。
そもそも知識も無い人間がソフトの良し悪しなんて分かるわけないので、とっつきやすい、fritzingでペタペタと回路を作ってみて、慣れてきたら上記のCADをやってみるのが良さそうです。
ってことで、「fritzing」を使用して簡単は回路を作成していきます。
で、今回作成する回路は、以前下記の記事で3Dプリンターで使用する近接センサーの変換基盤になります。回路といっても抵抗が2つあるだけの簡単なものです。
抵抗以外には、近接センサーを接続する3本のピンヘッダ・12vの電源を接続する2つのホール・Zストップのインプット用の2本のピンヘッダになります。