寒さが一段と厳しいですが、みなさま、いかがお過ごしですか?
趣味で3Dプリンターを利用しているのですが、3Dプリンターにはできない加工や素材があります。
よく、メイカーやDIYで作られてる方のパーツは、3Dプリンターで印刷したものも多いのですが、結構、アクリルパーツも使わているようです。(あとMDFって呼ばれる集積材?)
自分もアクリル板を加工して、精度と見た目の良いパーツが作れたらいいなと思い、いろいろと調べました。(3Dプリンタを使っている方は、結構同じ考えの人が多いいのではないかと思います。)
そもそも、アクリル板を切るためには、かなり高価なレーザー(加工機・カッター)なるものが必要になるそうです。
その中でもレーザー部分にCO2を使ったものとか、半導体を使ったものがあるのですが、どうやらアクリル板を切断するためには、CO2などのレーザーが必要みたいです。(さらに高価なファイバーレーザーとかもあるみたいです。)
半導体レーザーであれば、比較的手ごろに手に入るのですが、どんなに出力が大きくても透明のアクリル板に対しては、レーザーが通過(熱エネルギーにならない)してしまい、切断できないらしいです。
だからと言って趣味レベルにCO2レーザーなんて買えないし、(安いと言われているSMART DIYsのFABOOL Laser CO2で30万弱もする・・・)そもそもデカくて置き場所も無い。買ったら嫁にどんな罵声を浴びせられるか。。
追記:最近だと高出力の半導体レーザーも発売されており、価格は高いですが、xTool D1が性能として良いのかなと思います。
公式の結果だと、10wタイプで3mmの黒アクリルであれば、2パスでカットできるようです。(ここ数年で半導体レーザーも高性能になりましたね。)
日本では未発売ですが、下記のxTool D1 Pro用の40wレーザーモジュールも発売されています。
ってことで、それ以外の導体レーザーとして、FABOOL Laser Miniであれば、出力が1.6wで値段も6万円弱くらいで、大きさもそこそこで、選択肢としてはちょうどよかったのですが、、、残念。シクシク・・・。
5万円台のレーザー加工機・レーザーカッター FABOOL Laser Mini
FABOOL Laser Miniは、組立式デスクトップレーザーカッターです。5万円台と低価格ながら、「個人での趣味のモノ作り」から「企業でのプロトタイピング」まで幅広いニーズに答える加工が可能です。
「し・か・し!!」
半導体レーザーでも、黒色のアクリル板なら複数回に分けてレーザーをあてれば、切断できるようです。これ朗報。マジ朗報。別に透明じゃなくていいもん。
でFABOOL Laser Miniを使ってアクリル板を切断するレビューをRippoutaiさんが書かれていましたが、現在はリンク切れになっております。
Rippoutaiさんのレビューによると、2mm厚の黒アクリル板を切断するのに125回もレーザーをあてないといけないらしく、実際に切断をするには難しそうなイメージです。シクシク・・・。
「だが!し・か・し!!」
この切断回数については、レーザーの出力を上げれば減らせそうです。
RippoutaiさんのFABOOL Laser Miniは、たぶん1.6wなので、最近発売されたFABOOL Laser Mini 3.5wであれば、半分の時間で切断できそうです。(SMART DIYsさんのサイトにも1.6wだと2mmまでで、3.5wだと4mmと記載があります。)
出力が高くなればその分だけ切断回数の問題を改善できそうですが、2倍になっても単純計算で60回強。。。しかも、3.5wモデルは、お値段10万円弱。うーん。10万あたりになってくると、キュット財布の紐が固くなります。シクシク・・・。(それでも安いんだと思いますが。)
「だが!だが!し・か・し!!」
半導体レーザーの出力が、「3.5wが限界なわけがない」ってどこかで聞いたような響きですが、探すとほかの商品で、6wのもがありました!
podea レーザー加工機 製品仕様
podea-01 レーザー加工機 の特徴と仕様をご紹介いたします。
6wもあれば、1.6wに比べて3.75倍!これなら単純計算で34回くらいで切断できます。(34回も普通に考えたら多い気がするのですが、仕方ない。)
これなら、、と思いましが、お値段、送料、税込みで大体19万円近い・・・。無理。ムリ。ぬるぽ。シクシク・・・。シクシク・・・。
「だが!だが!だが!し・か・し!!(涙)」
お値段が無理なら、もう国産はやめだ。外国産だ!。ってことで、マイブームのECサイトAliExpressで検索さ!中華品質とか言われてるけど、きっと大丈夫。そう、きっと大丈夫。
※Amazonでも15wのレーザーカッターは売っていました。(正確にはCNCルーターにレーザー加工機の機能を付けたものですが。)
AliExpressで探すと、レーザー加工機の機能だけであれば、15w出力のものでも送料込みで3万円ほどで購入が可能です。
加工エリアは小さいですが、コンパクトで出力も7wもあるので、大きさにやカットにこだわらなければ、これでも十分な気がします。
早速、AliExpressで「laser engraving machine(レーザー彫刻機です。)」検索すると、あります沢山。山ほどに、お値段も1万円~くらいからあります。うひょひょ。
しかも半導体レーザーの出力も15w~80wと種類も豊富で、これでもお値段は、4万円くらいです。
こんな高出力のレーザーがあれば、夢が広がリングです。
ただ、商品説明に15wとなっていても実際に15wで出力されるわけではなく、平均で6~7wと記載してあります。(うーん?それじゃ15wとは?)
結局のところ、高出力のレーザーモジュールは、表記上15wや17wや20wなどありますが、あくまでも最大出力で、通常利用では約半分くらいの出力っぽいですね。(5.5wなどは、表示通りの出力っぽいです。)
なので、出力に惑わされない方がよさそうです。
最近だと、80wのレーザーモジュールも出てきています。(何をもって80wなのかわかりませんが。)
450nm 80W 40W high power laser module DIY laser engraving laser cutting head laser laser head
説明文を見る限り出力はともあれ、5mm厚のポリウッド?が1パスで切断できるようです。
これくらいの出力であれば、半導体レーザーでも十分かと思います。
とにかく、高出力は良いことだと思い込み、よさそうなレーザーカッターを探しました。
加工エリアも30cm x 30cmと大きすぎずにレーザーも出力15wと30wが選択できるので丁度よさそうですが、よくよく説明文を読むと、入力が15w/30wなだけで、レーザー出力自体は、2.5w/5.5wみたいです。
で、より強力なレーザーが出力できるのはこちらです。
入力は50wで、出力は10~11wになるので、上記30wに比べて出力は2倍になります。価格も2倍近くになってしまいますが。。
予算が許せば、こちらの50wがよさそうです。
また、オープン型のレーザーカッターの場合は、加工する素材を乗せるハニカムワーキングテーブルを用意するといいかもです。
で、結局レーザーモジュールが単体で購入できるので自作することにしました。(オイッ。
アクリル板を切りたいからレーザーカッターを安く自作してみる - みかんパートナーズ |
あと余談ですが、レーザーカッターへの個人的な懸念対策です。
先日、クラウドファンディングで購入した「xTool M1」が届いたので、早速MDF板にレーザー彫刻をしてみました。換気の悪い部屋で使用しているのも原因の一つですが、加工時に発生する煙と臭いでちょっとした火事かなと思うくらい大変なことになりました。https://www.mikan-partners.com/archives/5044この加工時の煙と匂いが原因でせっかくのレーザー加工機を積極的に使用と思わなくなってしまいました。。(煙に含まれている物質とかも体に悪そうですし。。。)で、こうした問題を解決するためにレーザー加工機専用の集塵機(煙と臭い... レーザー加工機用のコンパクトな集塵機(+消臭)を自作してみる - みかんパートナーズ |