こんばんは。数日前に大寒波が到来して凍える毎日です。
今回は、ブログタイトルの「ボール盤用レーザーマーカー穴あけ位置ガイド」の自作に挑戦してみました。
作成したレーザーマーカーの材料一覧と3D印刷用のSTLファイルのダウンロードリンクは、記事最後に記載をしております。
と言うのも、小型ボール盤のREXON DP2250Rを使用して穴あけをすることがあるのですが、何度も穴を空けるときの位置合わせがメンドクサイなと思ったのがきっかけです。
それで、ボール盤用の穴あけ位置を正確に差し示す治具を探したところ、レーザーマーカーなるのもがありました。
なんか未来的でカッコいいですね。
一応、専用のものが売られているのですが価格が1万円以上するので、なかなか買うのには躊躇します。
ってことで自作すれば安く済むのでは?と考えた次第です。
そもそも、ラインレーザーと呼ばれる直線的にレーザー光を出力するパーツを2つ組み合わせて、そのレーザー光線の交点をドリル穴位置にする仕組みのようです。(たぶん。)
650nm 5mW Red Point / Line / Cross Laser Diode Module Head Glass Lens Focusable Industrial Class
AliExpressなどで1つ数百円で購入が可能です。
直線以外にもレーザーポインタのような点だったり、十字のものだったりが売られています。
ただ、小型とは言えレーザー光を直接目で見ると、目に良くありませんので扱いには注意が必要です。
で、今回は、こちらのラインレーザーモジュールを使用して、REXON DP2250R専用のレーザーマーカーを自作していきます。
まずは、REXON DP2250Rのフトコロ寸法(ドリルの先端からコラムまでの距離?)が112mmなので、これを基準にCADで作ってみます。
レーザーマーカーは、ボール盤のコラムに取り付ける形にします。
こんな感じでレーザー光が112mmのところで交わるように設計してみました。(本当にこれで合っているのかは不明すが、、、)
レーザーモジュールを取り付ける部分は、上下に回転が出来るようにして位置を調整できるようにしています。
設計は以上で、作ったモデルを3Dプリンターで印刷をします。部品は、全部で4つでレーザーモジュールを固定するパーツとコラムに固定するパーツをそれぞれ左右に1つずつになります。
左側の部分を反転させるのを忘れてしまいましたが、特に問題はないのでレーザーモジュールを取り付けます。
使用するレーザーモジュールは、SYD1230と呼ばれるもので乾電池2本で駆動します。
レーザーモジュールを固定して、M3のナイロンナットとM3 14mmのボルトで接続します。
これによって、レーザーモジュールを上下に調整が出来るようになります。また、ナイロンナットで固定しているので、上下に調整を繰り返しても緩みにくくしています。
あとは、逆側も同じように作成し、レーザーのラインを調整します。(レーザーモジュールのレンズを回転させることによってピントの調整が可能です。)
おぉぉぉ!なんかそれっぽくなりました!。
あとは、実際に取り付けての微調整になります。
レーザーの交点とドリル位置が一致するように修正した結果です。
素材の高さが変わると調整し直す必要がありますが、ざっくりとであれば1分ほどで出来るので、一旦はこれで完成とします。
最後にレーザー用の電池ボックスを本体裏側に両面テープなどで止めて完成です。
コラムの太さが33mmであれば、REXON DP2250R
ラインレーザーモジュール(SYD1230) | 2個 |
M3 14mm ボルト | 2本 |
M3 10mm ボルト | 2本 |
M3ナイロンナット | 2個 |
M3ナット | 2個 |
電池ボックス | 1個 |
STLファイルは以下からダウンロード可能です。もし気に入ったらブログ経由で何か購入して頂けると嬉しいです!
https://www.mikan-partners.com/download/6620/?tmstv=1674877940