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デュアルレンズ 3Dスキャナー 3DMakerpro Whale 購入レビュー

こんにちは。

勢い余ってクラウドファンディングで購入してしまったデュアルレンズ搭載の3Dスキャナー「3DMakerpro Whale」の使用レビューになります。

「3DMakerpro Whale」は、本来100万円以上する高性能3Dスキャナーですが、クラウドファンディング限定で10万円台で購入でき、90%近い割引率でお得でした。

これまで提携実績1,900社超え、市場シェア率50%を超えるほどの製造実績を誇る、3D技術分野の最先端メーカー「3DMakerpro」から、フラッグシップモデルの3DMakerpro Whale(3Dメーカー・プロ ホエール)がついに日本初登場*! ※正規ルートでの販売は初となります。■ 自社独自の「デュアルレンズ」を搭載自社独自の「デュアルレンズ」技術で、被写体の範囲が一気に広がります!
Makuake|本物のリアリティを。最先端3D技術を目指す、3DMakerpro Whale|Makuake... - Makuake(マクアケ)

しかし、本当に100万円以上するものなのかは疑問ではあります。。(2重価格では無いのかと思ってしまいます。(クラウドファンディングの価格が本来の価格では?と邪推する今日この頃です。))

で、数多ある3Dスキャナーでこの3DMakerpro Whale(以下、Whale)の大きな特徴は、デュアルレンズ搭載で大きなものから小さなものまでこの1台でスキャン可能です。

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この最近のクラウドファンディングだと、Revopointの3Dスキャナーが有名かと思います。

Revopointの3Dスキャナーは、単体でカラーでのスキャンニングが出来ますが、Whaleでは別オプションのカラーキットが必要なりますのでこの辺りは、Revopointの3Dスキャナーに軍配が上がりそうです。。

また、最近では同じメーカーの3DMakerproから低価格の3Dスキャナーの「mole」がクラウドファンディングされるようです。(むむむぅ。)

まーどちらにせよ購入してしまったので、スキャン精度とかもろもろを見ていければ思います。開封して試行錯誤無しの初めて利用のレビューになります

で早速届いたWhaleになります。

流石、本来100万円程する3Dスキャナーで、頑丈なケースに無いっています。

今回購入したのは、ターンテーブルセットになりますのでカラースキャナーには対応していないモデルになります。(ちょっとカラーセットが高かったので。。。)

体長15cmのカピバラさんと比較してもわかるようにかなり大型でズッシリとした質感です。

持った間隔では、安ぽっさは感じされません。(さすが100万?)

レンズが中心以外に左右上下の4つついていますが、横のレンズがマクロレンズで小さいもの用で上下のレンズがワイドレンズが大きいもの用だそうです。

付属のターンテーブルです。電源はMicro USBでスイッチ等は無く電源用のUSBを接続するとテーブルの回転が始まります。

次に付属の組み立て式の三脚になります。それぞれパーツが分けれており、組み立てて使用します。一応水平器もついています。

ひとまず、小型のものをスキャンしてみようと思います。

・マイクロレンズ簡易スキャンモード

簡易スキャンとなっていますが、ターンテーブルを使用しない場合のモードになるかと思います。(英語ではEasy scan)

まずは、以下のマウスのスキャンに挑戦してきます。色が光沢のあるダークグレーなのでちょっと難しいかもです。

以下がセッティングした風景になります。Whaleの本体が大きいので三脚を長くして使用すると不安定なので、注意しないと転んで壊してしまいそうです。。

今回は簡易スキャンなので、ターンテーブルは不必要ですが全体をスキャンする必要があるので使用してみます。

まずは小さいオブジェクトのスキャニングですので、以下の感じで配置しました。大体対象のオブジェクトからレンズまでは30cm程の距離になります。

次に一体型のPC接続・電源用ケーブルを本体に接続すると自動で電源が入ります。スイッチのON/OFFは無さそうです。(うーん残念なところ。。)

上記の設置状態で専用ソフトでプレビューを表示したのが以下になります。マイクロレンズモードになりますが、位置関係は「素晴らしい」になっていたので、この辺りが良さそうな距離感です。

以下がプレビューで読み取れている部分になります。

設置については問題なさそうなので、ターンテーブルを回しながら簡易スキャンを行っていきます。

1500フレーム程スキャンした結果が以下になります。

マーカーなしの黒っぽい光沢素材でしたが、ちゃんと輪郭が正しく認識されていそうです!

ターンテーブルモードを使用しなかったので、台のターンテーブルもスキャンされてしまっていますが、想定通りです。

上記のスキャンデータを編集モードで融合・修復・ノイズ除去した結果が以下になります。

おぉぉぉ!ボタン部分の隙間などはちょっとボヤっとした感じになってしまいましたが、本体フォルムはとても滑らかにスキャンされています。

次にスキャンするのは、高さが24cm程の赤外線サーモグラフィーカメラカメラになします。

デコボコが多く、本体の一部はスキャンが苦手な黒や反射する液晶部分があり、なかなか難易度が高そうです。

全体の3分の1程しかカメラに収まらないので、上部・中部・下部の3回に分けてスキャンします。

それぞれスキャンしたら、手動アライメントで位置合わせを行った結果が以下になります。

液晶部分や本体の黒い部分もちゃんと認識されております。

で最終的に融合してノイズ除去した結果が以下になります。

少しノイズが残ってしまいましたが、かなり正確にスキャンすることが出来ました!

・マイクロレンズターンテーブルスキャンモード

全長4cm程のカピバラさんのケーブルに付けるフィギュアをスキャンしてみます。

配置は以下になります。カピバラさんがとても小さく見ます。

ターンテーブルモードでアライメント用に表2個・裏2個の計4個をスキャンして、自動アライメントをしたのですが、正しい位置にならないので手動アライメントをしてみることにしました。

マニュアルアライメントで位置合わせをするポイントを最低3点を右クリックにそれぞれ合わせていきます。

今回は、表側2枚と裏側1枚のデータを使用しました。

で最後に融合・修復・ノイズ除去した結果が以下になります。

さすがにお腹の窪んだ所と黒色の目の部分が上手くスキャンできませんでしたが、細かい耳や手足の部分はスキャンできております。

ターンテーブルモードでも同じマウスをスキャンしてみた結果が以下になります。アライメントで使用したデータは、表と裏の2個のデータになります。

正しくターンテーブルはスキャンデータから除外されて裏表が正しく取り込めました。

もう少しコツをつかめれば、もっときれいにスキャニング出来そうな気がします。

・ワイドレンズ簡易スキャンモード

次は、高さが50cm程の折り畳み椅子をワイドレンズでスキャンしてみます。

大きいものをスキャンするときは、スキャンする対象から1m程距離を空けないと正しく認識しなかったので、全体をスキャンするときは対象の前後に1m程空間が必要そうです。

また、今回は全体が真っ白で特徴のない形状なのでスキャン中に何度も対象物を見失うことがありました。(何度かカメラを動かすと再認識されます。)が、スキャンモードを「テクスチャ」にしたら、追随性は良くなり、見失うことが格段に少なくなりました。

で1000フレーム弱でスキャンした結果が以下になります。(場所が無かったので一方向からのみスキャンしただけになります。)

おぉぉ!なんか鉛筆でデッサンしたような仕上がりになりました。

編集モードで融合・修復・ノイズ除去した結果が以下になります。

うーむですね。床もスキャンされてしまい椅子の一部と認識されてしまいました。また、一方方向からのスキャンだったので、裏側が正しくスキャンされておりません。。

次に自宅に合った布団乾燥機をスキャンしてみます。

裏側を上手くスキャンできなかったので、表だけになります。

で編集したものが以下になります。

大きいものは手でWhaleを持って全体をスキャンするのですが、何分重くて距離感がシビアなのでなかなか難しいです。

ワイドレンズでのスキャンは、ちゃんとスペースを確保したりより操作に慣れればもっときれいにスキャンできそうです。

また、引き続きテストをしてみたいと思います。

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