０からオープンソースな3Dプリンターを作ってみる（その２：部品調達）

前回からの続きです。

Prusa i3 reworkを組み立てるために必要な部品の入手先と費用（送料込み）をまとめていきます。

３Dプリンタで印刷する部品は、必要なフィラメント量を記載するので、お使いのフィラメントで計算してください。
→結局購入してしまいました。。。

赤文字は、オリジナルから変更している部品になります。今回は、印刷エリアをオリジナルの200mm x 200mmから200mm x 300mmに変更しているので、変更した部品で記載してあります。

特にこだわりが無ければ、ビルドサイズを標準の200mm x 200mmで進めた方が費用的に安いです。

それぞれ必要な部品の見積もりをしていますが、「Single frame」「Heated bed mount」の2つがAliExpressで購入しても金額的に大きいです。これ計算に入れると、既製品を購入したほうが安く済むかと思います。

なんとか、安く済む方法がないかも検討していきます。

・フレーム

3mmのアクリルを2枚張り合わせたフレームを用意したのですが、組み立て後に強度が足りない（たわんでしまった）となり、急遽AlieExpressでアルミフレームを購入しなおしました。

Prusa i3 rework アルミフレーム（Yキャリジのセット）

7400円

アクリルとは比べ物にならないほどに頑丈です。写真には写っていませんが、ヒートベッドマウントも付属します。

今回は、別途大きさイズのヒートベッドを購入してあるので、使用しません。（あぁすでに想定より予算オーバーです。。）

公式のマニュアルでは、6mmのアルミフレームと記載されていましたが、もちろん用意できないので、3mmのアクリルを2枚重ね合わせて作ることにしました。

~~カインズホームのレーザーカッターで同じものを2つ切り出しました。一応、左右の中間にM3のボルト穴を用意して固定できるようにしてあります。~~

~~M3のボルトで固定しています。~~

ボツになったアクリル製のフレームです。→再利用してみました。

Prusa i3 reworkのフレームを安く作ってみる

・プリントパーツ

印刷するSTLファイル
Thingiverse – Prusa i3 Rework

全て手持ちの3Dプリンターで印刷をしようと考えていたのですが、印刷に時間がかかりすぎるのと、意外と安かったのですでに印刷されたものを購入しました。

部品名		個数	金額
PLA 印刷パーツ	AliExpress	1式	2,700円

届いたプリントパーツです。特に精度が良いわけでもなく、自宅のidboxで印刷した品質とあまり変わりません。ただ、細かい糸引きや一部フィラメント抜けなどがありますが、使用する分には問題なさそうです。

写真左下のパーツ（英語の小文字hの形）は、リミットスイッチをリニアシャフトに取り付けるときのパーツらしいです。好みで使い分けることができます。

・コントローラーボード

モータードライバは、緑色のタイプにしました。赤色と性能は変わらないっぽいです。

・ヒートベッドとヒートベッドマウント

オリジナルのヒートベッドは、200mm x 200mmサイズですが、今回は、XLサイズの200mm x 300mmをセットで購入しました。ヒートベッドマウントも付属します。

購入したヒートベッドです。自分が購入したものには、写真のスプリングとボルトが付いてないものです。（少し安かった。）

あとなぜかヒートベッドが2枚入っていました。たぶん間違えたのかな？

通常のサイズであれば、アルミフレームと以下のヒートベッドだけでOKです。（別途プラットフォーム用のガラス板は必要です。）

・ベアリング・タイミングベルト・タイミングプーリー

Prusa i3組み立てセットで売っていましたので、それを購入しました。

・エクストールダー周り

・リニアシャフト/ボルト